岡本ブログ

どうしてモヤモヤは心に留まるのか

『生物は、進化のかなり早い段階で「痛み」という感覚を備えるようになったことが知られています。これはつまり、生物の進化という過程において「痛み」という感覚を持っていることが、固体の生存・繁殖に有利に働いたということです。(中略)判断が求められるその瞬間、つまり「今、ここ」において自分の身体がどのように反応しているかを敏感に感じとる力の方が、はるかに重要だということになります。』(山口周「新時代を生き抜く24の思考・行動様式 ニュータイプの時代」)

 

辛いことや悲しいこと、腹が立つこと。

それらの感情は時として、僕らにこびりついて、なかなか消えてくれない。

もしかすると、楽しいとか嬉しいとか、そんなポジティブな感情よりも長く胸のうちに留まり続けるのかもしれない。

 

なかなか消えてくれないモヤモヤ。

やる気はなくなるわ、元気はなくなるわ、良いことなんて何一つなさそうだけど、何で人間はそんな風になっちゃうんだろうと。

 

もしかするとこのモヤモヤは、僕らが成長するための猶予期間なのかもしれない。

自分の言動や状況、相手との関係など、「今のままやと、ヤバイんちゃう?」と今までの自分を省みるための、自分自身からのそんなメッセージだと捉えてみる。

 

受験に失敗した。

卒業式がなくなった。

 

その事実は変わらないから、悔しい、悲しいことには変わりない。

だからずっと、モヤモヤしてしまうのも無理はない。

 

そこで、このモヤモヤを利用してみる。

モヤモヤの原因は何なのだろう?解消するためにはどう自分を変容すればいいのか?あるいはこの事実をどう解釈してやろうか?

目の前の事実は変わらない。だからそうやって、これからの人生にその事実をどう活かせるかが大切なのだろう。

 

目の前の事実は変わらない。でも、目の前の事実をどう解釈するかは、今からの自分が自由に決めることができる。

「試験で失敗して落ち込むきみへ」でも話したけれど、あのときの「せいで」、ではなくて、あのときの「おかげで」と言えるこれからの自分であってほしい。

 

そうやって前向きに、胸のモヤモヤと向き合ってほしい。

世界はあなたを必要としているのだから。

 

ただ、無理だけはしないでほしい。

「痛み」と無理に向き合う必要はない、

「痛み」と真正面から受け止めることが美徳とは限らない。

 

誰かに泣きついたっていいのだよ。

 

 

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