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塾・予備校を選ぶための5つのポイント

少年少女よ、

大志を抱く前に

まず

現実を見よう

目次

まずは現実を見よう
塾選び、でもその前に
塾選びのポイント
おすすめの学習塾
終わりに

まずは現実を見よう。

難関大に合格する現実的な人数

「ワンチャン東大京大に」「まあ早稲田とか慶應には行きたいかなー」「つくばの実家から通いたいし、とりあえず筑波大で」など、受験勉強を本格的に始める前に掲げていた大きな目標が、いざ受験勉強を始めると、いつの間にかどんどん下方修正され、最終的には「行けるとこならどこでも・・・」と悲壮感を漂わせ、なんとか大学受験を終わらせる、そんな高校生が毎年たくさんいます。

大きな目標を持つこと自体はとても素敵なことだと思います。でも、それを本当に実現するためには、自分の「現在地」を正しく把握していること、つまり、今の自分の実力と目標達成に必要な力の差を正確に把握することが必要不可欠です。

志望校合格という目標を達成できずに終わる人の多くは、そもそも能力が足りなかったのではなく、現実を直視できず、目標と現状の差を見誤ったことが原因でしょう。具体的には、本格的な受験勉強を始めるのが遅くなってしまって、残された時間ではどうやっても間に合わないケースや、自分の実力を過信しすぎたケースが圧倒的に多いと思います。志望大学に合格するためには、いち早く、今自分が置かれた状況を客観的に把握することが必要なのです。

ここで、少しでも現実的に考えられるようになるために、つくば市近隣の高校の進学実績を見てみましょう。土浦第一高校、竹園高校、並木中等、牛久栄進高校、茗溪学園から偏差値の高い大学に進学する人数はどれくらいいるでしょうか。各高校のホームページを参照すると、今年(2024年)、現役で早稲田大学・慶應義塾大学に合格した生徒数、旧帝大(東京大・京都大・名古屋大・東北大・北海道大・大阪大・九州大))に合格した生徒数、筑波大学に合格した生徒数は以下の表1のようになります。

表1:つくば市近隣の高校の主要大学合格実績(高校名から各高校のリンクに飛べます)

早慶合格者 旧帝大現役合格 筑波大現役合格
土浦第一高校 40 48 25
並木中等 38 15 23
竹園高校 19 30 28
茗溪学園 33 ※ 7 ※ 19 ※
牛久栄進高校 2 1 8

(※茗溪学園の合格者数には、浪人生が含まれている可能性があります)

旧帝大と早慶の両方に受かった人はそれぞれにカウントされているでしょうし、指定校推薦組も含まれているでしょう。それらを考慮しつつも話を無理やり単純化すると、下の表2のようになります。

表2:つくば市近隣の高校から難関大に合格するには

土浦第一高校 学年70位以内 ※
並木中等 学年50位以内 ※
竹園高校 学年50位以内 ※
茗溪学園 学年30位以内 ※
牛久栄進高校 学年10位以内 ※

(※あくまで目安です)

定期考査や実力テストでそれくらいの順位を、しかも毎回のように取っていないと、難関大学に合格するのはかなり厳しい、ということになります。もし、難関大を目指しているのに平均程度の順位しか取れていないのなら、焦った方がいいかもしれません。

部活引退後の時間の少なさ

「今は忙しくてあんま勉強できてないけど、部活引退したらガチで頑張るし!」そうやって部活引退後の自身の生活に期待する高校生は多いです。でも、ほとんどの人が目標を達成できずに受験を終えます。理由は主に3つあると思います。1つは「やるべきことが想像以上に多い」、もう1つは「想像以上に勉強時間が足りない」、そして「他の受験生も頑張るから、成績が上がりにくい」です。

受験に必要な教科は受ける大学や入試によって異なりますが、ここでは仮に、筑波大学の化学類で考えてみます。化学類の受験には共通テストで6教科8科目(国語・数学IA・数学IIBC・理科1・理科2・英語・情報・地歴公民)が必要(で、さらにこれに加えて二次試験の対策も必要)です。国語は現代文・古文・漢文の3分野の学習が必要ですし、本当にやるべきことが多いです。高1、高2で学んだことが頭に入っていなければ、その総復習までやるとなると…。

また、部活引退を6月だと仮定すると、共通テストまでは約7ヶ月=200日ほど。1日の勉強時間を平均10時間確保できたとして、200×10=2000時間です。8科目あるので、単純計算すると、2000÷8=250時間、つまり1科目にかけられる時間は250時間です。

250時間で何ができるでしょうか。例えば、国語。現代文・古文・漢文の3つとも対策しなくてはいけないので、それぞれにかけられるのは250÷3≒83時間。受験までにわずか83時間しか残されていないことになります。イメージしてもらいやすいためにかなり乱暴に単純化してはいますが、感覚的にはそこまで遠いものではないと思います。それぐらい、時間がないです。

しかも勝負するのはつくば市の高校生だけではありません。ライバルは全国にいます。そればかりか、1年以上余分に勉強している浪人生も同じ土俵に立つのです。みんなが必死に勉強しているなか、その集団からさらに頭ひとつ抜け出すのが難しいことがイメージできると思います。

ここまで読んで、危機感を持って行動に移してくれる高校生が少しでもいることを願って、以下で行動を起こすためのヒントをお伝えします。

塾選び、でもその前に

塾に通う前に、やることはたくさんある

「よし!早速勉強を始めよう!」せっかくそう思い立っても、何から行動すればいいか分からない人が多いと思います。なかには、いきなり学習塾を探し始める人もいるかもしれませんが、それはあまりオススメできません。なぜなら、なんの考えもなしに学習塾に通っても成績が伸びないからです。それどころか、場合によっては成績が下がってしまうことさえあります。ですので、学習塾を検討する前に、ぜひ皆さんには以下について考えて欲しいです。


考えて欲しいこと① なぜ成績が上がらないのか

今、納得のいく点数が取れないのはなぜでしょうか。苦手な教科や単元があって、そこで点数を落としているのか、全体的に分からないところを質問できずに放置してしまっているのか、あるいはそもそも勉強時間が足りないのか。もし勉強時間が足りず、学校の課題や予復習にかける時間さえないのなら、まずやるべきは生活リズムの見直しでしょう。家で勉強できないのなら、帰宅前に学校で自習してくるのも良いですし、まずはその日の授業を真剣に聞くところから始めても良いかもしれません。いずれにしても、塾に通う以前に、学校で十分に勉強しているわけですから、その学習の質を高めることを検討したいところです。

「学校の先生がマジ何言ってるか分かんない」と不満を漏らす人も多いです。実際、お世辞にも指導力が高いとは言えない先生がいるのは事実です。しかし、先生の力量以上に、レベルもモチベーションも全然違う高校生が何十人も同じ空間で同じ授業を受けるという、いわば学校の仕組みの方に問題があると思います。コロナ禍によってデジタル教育の普及が加速したものの、現行の教育制度を根底から変革するほどのパワーはありませんでした。(パワーがないというより、旧態依然の制度に固執する力が大きかったと言えるかもしれません。そうなると仕組みではなく人間側の問題ということになりますが・・・。)いずれにしても、学校の授業自体には、多少なりとも問題あるのは間違いありません。(ただ、そのような問題の多い学校教育の中でも、さまざまな工夫を凝らしてとても素晴らしい授業をされ、生徒からの評価がとても高い先生が何名もいらっしゃることは伝えておきます。)

しかし、だからといって学校側が全部悪いことにはならないでしょう。今やYouTubeには、質の高い無料動画が山のようにあります。本屋にはとても分かりやすい多岐にわたる参考書が並んでいます。別の先生や友達に質問することだってできるでしょう。今私たちが生きているのは、自分がやろうとさえすれば、いくらでも選択肢が用意されている豊かな世界なのです。まずは少しずつ、自分ができる範囲で行動に移していくのはいかがでしょうか。


考えて欲しいこと② 目標は何か

高校のテストで点を取りたいのか、模試や実力テストを目指して頑張りたいのか。それによってやることは大きく変わります。学校の定期テストで点数を取ることが目標であれば、学校の予習復習が中心でも良いですが、実力テストや入試対策となると、事情が違ってきます。あるいは、入試に向けた受験勉強をスタートしたい場合でも、一般入試なのか指定校推薦なのか総合型選抜なのか、受験形式によってもやることは全く違います。したがって、とりあえずの暫定的な目標でも良いので、自分は何に向けて勉強するかを明確にしましょう。そうすることで、自分で勉強する際にも、塾を選ぶ際にも効果的な選択が下せるでしょう。


考えて欲しいこと③ 自分はどんなタイプか

目標とともに大切なのは、自分がどんなタイプかを客観的に評価することです。例えば、朝起きるのが苦手なのに、「朝早く起きて、学校に行く前に勉強する」計画を立てていては、三日坊主になるのが目に見えていますよね。だから自分を知ること、具体的には、自分の集中力はどれくらい持続するのか、気軽にどんどん質問できるタイプなのか、自分のペースで理解したいのか、周りに人がいると気が散って勉強できないのか、暗記が得意なのか、どの教科が苦手なのか、1日に複数の教科をバランスよく勉強したいのか、朝型なのか夜型なのか、・・・など、さまざまな観点から自分を知ることが必要になります。塾選びの際にも、「友達が行ってるから」というような安直な理由ではなく、自分のタイプを考慮できることが成績アップへの近道になります。


肝に銘じて欲しいこと 成績を上げられるのは自分だけ

ここで最後に、声を大にしてお伝えしたいのは、塾に行こうが何をしようが、どれだけ優れた学習環境を手に入れたとしても、自分の頭を使わない限り成績は上がらないということです。これは当たり前ですが、しばしば見過ごされがちなとても大切な真実です。

これを理解してもらいやすくするために角度を変えて「書道教室」を例にとります。字がへたっぴなあなたは、とある書道教室に通うことにしました。そこではめちゃくちゃ字が上手い先生が見本を示してくれます。では、その先生の手本だけ見て、自分の書いた字が劇的に上手くなることはあるでしょうか。まずありませんよね。
では、その先生が教室で、手取り足取り教えてくれた場合はどうでしょう?先生が見てくれている間は確かに少し上達するかもしれませんが、それも長くは続きません。1週間もたてばすっかり元のへたっぴな字に戻っているはずです。
この例から分かるのは、何より大事なのは自分で字を書くことです。何度も何度も字を練習して、教わったことが、先生がいなくてもできるようになる、そうして初めて、字が上達するのです。勉強の話に戻せば、どれだけ分かりやすく教わった内容も、自分の頭で理解して、それを自分の頭から自力でアウトプットできるようにならなければ何の意味もないということです。つまり、「先生の説明を聞く」のは勉強の一部であって、その後の「自分でやってみて、理解する」ことが勉強のメインなのです。それなのに、なぜか「教わる」ことが勉強の根幹だと勘違いしてしまう人がどうも多いようです。もちろん、間違った考え、方法でひたすら自力でやり続けるのは問題ですが、あくまでも「自分の頭を使う」のが中心で、それを支えるのが周りの助言(指導)であることに間違いはありません。
それさえ理解することができていれば、「評判の良い先生の授業を聞けば成績が上がる」とか「塾に行きさえすれば勉強ができるようになる」ことなんて、あるわけがないと思えるはずです。
ここまでの説明を理解してもらってようやく、塾選びのポイントについて説明することができます。

塾選びのポイント

つくば市には、幸か不幸か、実に多様な塾がたくさんあります。集団授業、個別指導、映像指導、自学指導、そしてUTUWAのように特殊な形態…。もちろん、集団授業と一言で言っても、少人数の集団授業もあれば、学校のような大人数の授業もあります。個別指導だって先生1人につき生徒1人なのか2人なのか、それ以外のスタイルもあるでしょう。そんなたくさんの学習塾から、自分にぴったりの学習塾を選ぶためのポイントを以下でお伝えします。

①自分のタイプ・目的に合致しているか?

上の「考えてほしいこと②・③」でもお伝えしましたが、「自分はどんなタイプで、何のために塾を利用するのか」を明確にすることから始めましょう。一般的に、自分から質問するのが苦手な人には集団授業型の学習塾はおすすめしませんが、学習塾によっては、そういった人のために別途質問しやすい環境を作るなど様々な工夫を施しているかもしれません。自分のタイプと目的を明確にしたうえで、各学習塾のサイトをチェックしてみてください。また、体験授業はほとんどどこの塾でもやっているので、いくつかは実際に体験に行くことをおすすめします。ただし、学習塾の中には、体験に来てくれた生徒さんを是が非でも入会させようとあの手この手で契約をせかして来るところもありますので、そこは毅然とした態度で、「他の塾と比較してからじっくり検討します」と伝えましょう。

②授業以外の環境は?

例えば、「個別指導塾は密に見てくれる」感じがしますが、それは正確ではありません。というのも、個別指導を受ける時間は1週間のうちたかだか2時間程度で、それ以外の時間は自分で勉強するしかないのです。そう考えると、大事なのは「授業」よりも「授業以外の環境」だと言えるでしょう。授業時間以外の質問にも柔軟に答えてくれるのか、授業で受けている教科以外の質問についても答えてくれるのか、自習スペースはあるのか、自習スペースはいつでも好きな時に利用できるのか、進路相談はしてくれるのか、悩みがあったら相談できるのか、学習計画だてはしてくれるのか、毎週学習のペース管理をしてくれるのか・・・など、塾選びの際には必ず、「授業時間以外にはどんなサービスがあるのか」を聞きましょう。

③質問対応してくれる先生の質は?

どんな塾であれ、また、その先生がプロであれ大学生であれ、「授業」で教えてくれる先生は基本的に教え方が上手で、分かりやすいはずです。しかし、それは当たり前。大事なのは「授業以外」の環境で教えてくれる先生の質です。よく聞くケースとしては、映像指導の塾で、授業は分かりやすい(大手予備校のプロが教えてくれるので、それはそうでしょう)が、映像授業の中で出た疑問を近くにいる先生に聞いても全然分からなかった、というものです。実際に授業をしてくれる先生が、授業外もフォローしてくれるのが効率的にも一番良いので、誰がどのように質問に応じてくれるのかを確認するべきでしょう。

④生活リズムにうまく組み込めるか?

いくら自分にぴったりの学習塾を見つけても、そこに継続して通うことができなければ意味がありません。したがって、自分の生活リズムに、「塾の時間」をどのようにうまく組みこむかが重要になります。そこで大事な要素は、「時間」と「場所」でしょう。例えば、部活の予定次第では塾に間に合わないほどギリギリのスケジューリングでは、部活中からソワソワするでしょうし、あるいは授業の開始時刻に間に合わなかったら、もう行くのを諦めてしまうかもしれません。また、学校と塾が、自宅から正反対の場所にあったり、遠い場所にあって行き帰りにとても時間がかかったりすると、しんどくなったり、その時間を無駄に感じたりするようになるかもしれません。自分がそんなに無理することなく通える学習塾を選ぶことも、コツコツ継続しないと成果が出ない勉強には大切なことだと思います。

おすすめの学習塾

長く教育に携わっていると、学校や学習塾の評判は嫌でも耳に入ってきます。ここでは、その中でも評判の良い、良さそうな学習塾を2つ紹介します。「良さそうな」という言葉を使ったのは、私たちが実際に指導を受けたことはありませんし、また、人によって良し悪しの基準は違うからです。したがって、やはりご自身でリサーチして、実際に足を運んでみることをおすすめします。

表3:おすすめの学習塾

小野塾 BENBU
所在地 〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-7-8 グランシャリオ竹園101 〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目10-5 エンタービル竹園1
対象 土浦第一高校生・竹園高校生がメインだが、他の高校の生徒もOK 中高一貫校の中2生から高3生まで
形態 集団授業メイン+映像授業 全教科いつでも質問できる勉強部屋
ひとこと 小野塾の悪い評判をただの1度も聞いたことがありません(これは塾業界ではとてもつもなくすごいことです)。「働きすぎて死ぬんじゃないか」と小野先生の体調を心配する声はたまに聞きます(笑)とても分かりやすいそうです。 茗溪学園生(※)や野球部に在籍する生徒の入会お断りなど、一見すると排他的ですが決してそうではなく、明確で納得できる一貫した指導理念のもと、優秀な先生がとても熱心に分かりやすく教えてくださるようです。(※非IBで一般受験を目指す茗溪生はOK)
空席状況 いずれも非常に人気な塾なので、満席の恐れがあります。必ずサイトで最新の空席状況をチェックしてください。
サイトURL https://onojuku.net/ https://tsukuba-benbu.com/

終わりに
ー「目的化」する大学受験、「主体性」を奪う教育ー

何のために大学受験するのか

皆さんが大学に進学する理由はなんでしょうか。そもそも大学は、より高度で専門的な内容を学び研究する場所です。ところが、過熱する「受験戦争」のせいで、あるいは偏差値偏重主義による「大学のブランド化」のせいで、いつの間にか受験それ自体が目的になって(、もっと言えば、受験が全てだという考えに陥って)しまい、大学入学後の生き方がないがしろにされているのが現状です。
今日の大学生は、将来やりたいことが分からず、大学卒業後の進路(就職先)に非常に困るそうですが、まさに大学入試が目的化してしまった弊害でしょう。

本来は、どこでどう働きたいのか(、ひいてはどう生きたいのか)を、一人ひとりが早いうちからじっくり時間をかけて深く考えるべきです。そのうえで、将来の理想の生き方から逆算する形で、受験する大学を選ぶのが自然な流れでしょう。もちろん、人生はそんなに思い通りにはいきませんし、自分が想像していた未来とは全く異なる道を歩いている人の方が実際多いかもしれません。しかし、それでも、自分のキャリアについて考える機会自体を早いうちから設けて、自分自身と向き合う時間をつくることには大きな価値があると考えています。

学校のキャリア教育が無意味な理由

昨今、キャリア教育の重要性や注目度が高まり、学校や塾など、多くの教育機関でキャリア教育が行われるようになりました。しかし、そのほとんどのキャリア教育が、実施側(学校や塾の先生)の自己満足に終わり、受け取り手(生徒)には何の意義もない退屈な時間になりがちです。多くのキャリア教育が無意味になる原因は主に2つでしょう。

1つは、主役が実施側(学校や塾の先生)になってしまうことです。本来的に自分の生き方は、自分でしか決められません。自分の中から「自分とは?」「生きるとは?」「働くとは?」という問いが生まれ、それらの問いを自ら解決しようとする主体的な姿勢を取らない限り、自身のキャリアについて真剣に考えることはないでしょう。キャリアについて考える機会を提供しつつ、実施側は脇役に徹しなければならないというキャリア教育の本質的な難しさがここにあります。

もう1つの原因は、高校生の皆さんが「サービスの受け取り手」であることに慣れてしまい、自分自身の主体性を失ってしまっていることにあります。それは「どう生きるか?」という本質的な問いに対してのみではなく、「今晩何を食べるか?」という日常の小さな小さな決定においても、自らの意思を明確にすることを怠っていないでしょうか?「どっちでもいい」とか「どうでもいいや」という言葉を使って。
多くのことに受動的な姿勢になってしまうと、日常の何気ない選択さえ自分で決断することが難しいのですから、人生にとって重要な選択ができるはずありません。

「主人公は、自分自身だ」

UTUWAのトップページには、デカデカとそう書いてあります。
ここまで読んで下さった方なら、なんとなくその理由がわかると思います。

学力が伸びるタイミングはいつだったでしょうか?
自分のやりたいことを明確にするには何から始めれば良かったのでしょうか?

そうです。
学力が上がるのは、自分でやってみて、自分の頭で理解した時です。
自分のキャリアが始まるタイミングは、自分が真剣に自分と向き合った時です。
自分の成績、自分の性格、自分の生き方、今の自分に自分自身が責任を持つこと、つまり、自分自身が人生の主人公になった時、全てが大きく変わり始めるのです。

UTUWAは皆さんの大学合格「後」を考える塾でありたい。

UTUWAの先生は皆さんと真正面から向き合います。
「なぜ?」「説明してみて」「逆に教えて」「次はどうする?」「目標は?」「何がしたいの?」「あなたはどうしたいの?」「どう生きたいの?」…。もちろん、最初からそんな問い詰めるような接し方はしませんが(笑)。でも、あなたの自立(自律)度が上がってきたら、そういう問いが増えると思います。(逆に言えば、そういう問いが増えてきのは、あなたが自分で考える力がついている証拠です。)先生が投げかける数々の問いを通して、少しずつ自分と向き合っていきましょう。そして、自らのことを自分で決める、自らの選択に責任を負う事のできる、そんな人間を目指しましょう。
自分が主体性を持って取り組んだときの成長は、本当に目を見張るものがあります。驚くほど成績も上がるでしょう。でも、主体的に生きることの意義は、学力アップとか、そんな些細なものではありません。主体的に生きることの意義は、自分にとって最高の人生を歩めることでしょう。
テストの問題には正解が用意されていることが多いですが、実社会で皆さんが出会う問題には正解がないことがほとんどです。その最たる例が「自分はどう生きるか?」ではないでしょうか。大切なのは、それらの問いに、その都度自分なりの答えを見出していくことです。
お決まりの答えが用意されている大学受験のことだけを考えるなら、誰かの指示通りに生きるのもいいかもしれません。でも、そんな受動的な生き方では、その先の、答えのない長い人生を乗り越えることは難しいでしょう。何に幸せを感じるのか、どんな人生が最高なのか。それらの答えはあなたの中にしかない(自分自身で定義する)のです。
私たちUTUWAは、皆さんの大学合格の「その後」まで考える塾でありたいと考えています。
皆さんの幸せを願っています。
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